渡良瀬川の最上流域 足尾渓谷

旧神子内橋  栃木県日光市足尾町は渡良瀬川の最上流水源地帯にあたり、足尾を流れる川は全て渡良瀬川に合流します(上写真:2007/11/17 旧神子内橋)。

坑夫滝 源流域は深い崖を刻んだ急峻な地形の中に滝が連なり、下流域は狭いながらも河原のある穏やかな流れで、多彩な渓相の川が存在します。銅山の煙害に侵された松木渓谷近辺を除けば、広葉・針葉樹林の生い茂る自然豊かな渓谷が続きます(右写真:2010/07/19 坑夫滝)。
    "木下闇庚申川に風渡る" とおる
 春の新緑や秋の紅葉の中での橋梁の美しさには、ひたすら目を見張るばかりです。
⇒ 仁田元沢水管橋(仁田元沢)水管橋
⇒ 銅(あかがね)橋(松木川)銅(あかがね)橋
⇒ 古河橋(松木川)古河橋
⇒ 第二松木川橋梁(松木川)・第二松木川橋梁
⇒ 第一松木川橋梁(松木川)・第一松木川橋梁(田元)
⇒ 旧神子内橋(神子内川)旧神子内橋
⇒ 旧小滝橋(庚申川)旧小滝橋
⇒ 旧 古足尾橋(庚申川)旧 古足尾橋
⇒ 渡良瀬橋(渡良瀬川)渡良瀬橋
⇒ 通洞大橋(渡良瀬川)通洞大橋
⇒ 第二渡良瀬川橋梁(渡良瀬川)第二渡良瀬川橋梁
上掲の歴史ある橋梁の構造美と 渓谷の自然美とが互いに融合した美しさには、いつまでも見続けていたいと思うほど快く感じられます。

三川合流点♦(写真:2017/08/24 足尾ダム)
 上掲写真の中央は、あかがね橋(橋長106.6m)。奥の構造物は、製錬所の大煙突(46.9m)。手前から奥に流れ込む3本の川は、左から久蔵沢、松木川、仁田元沢。この三川合流地点が「三川合流ダム」とも呼ばれる「足尾ダム」。足尾砂防ダムの計画貯砂量500万m³は既に超えて草木が生い茂る。

渡良瀬橋
 足尾銅山は、江戸時代(1610年)に発見され、明治10年(1877年)に古河市兵衛が経営するに至り、我が国最大の銅山として昭和48年(1973年)まで営まれた。
 当地は、深い崖を刻んだ川と急峻な地形であったため、数多くの橋が架設され「橋の展示場」と称されるほど様々な趣を有し、質量、技工ともに先進地であった。‹現地案内板からの抜粋›