足尾町を流れる全ての川を集める渡良瀬川

ここから渡良瀬川 渡良瀬川の起点 かつては、松木川と神子内川の合流点が"渡良瀬川の起点"でした。写真左から流れてくる神子内川と、写真中央手前から流れてくる松木川が合流し渡良瀬川となり、写真右奥に流れます(2007/09/16:大黒橋から撮影)。
♦ 昭和40年(1965)に渡良瀬川の起点は松木川の上流に変更された。

渡良瀬川
項目 データ
水源 皇海山
水源の標高 2,143m
水系 利根川水系
延長 107.6km
流域 足尾町、大間々町、桐生市
足利市、佐野市、古河市
河口 茨城県古河市で利根川に注ぐ
渓相渡良瀬川は、足尾砂防ダムより約12kmさかのぼった松木川上流の皇海山(標高2,143m)に源を発し、群馬県大間々町まで険しい渓谷を流れ、桐生市・栃木県足利市・佐野市等の平地を流れて茨城県古河市で利根川に注ぐ 全長107.6kmの河川です。
 渡良瀬川は利根川の支流ですが、かつては 太日川 (ふといがわ)と呼ばれ、江戸湾まで達する川でした。江戸時代に、利根川と渡良瀬川を接続する工事が行われ利根川の支流となりました。

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町並みと渡良瀬川

足尾小学校 足尾小学校渡良瀬川流域の中では最も上流部に位置する小学校です。現在は足尾で唯一の小学校ですが昭和30年代の最盛期には児童数1,500〜2,000名を数えるマンモス校だったそうです(撮影:2007/11/17)。

下流域の渡良瀬川足尾町下流域
 足尾を流れる川は足尾山地の谷を小枝状に深く刻みながら流れ、下流では狭いながらも段丘ができ、南西の方角に流れ、群馬県に入ります。しばらくは険しい渓谷を流れますが、やがて川幅は広くなり流速も緩やかになります。
 笠松トンネルと原向駅の中間付近にオットセイの形をした岩があり、オットセイ岩と呼ばれています。川に迷い込んだオットセイがこの場所まで溯上して来たが戻れず、そのまま岩になってしまったという、この岩にまつわる哀れな言い伝えがあります。下流をじっと見つめ続けるその岩を見ると、私でさえしんみりとした気持ちになります(写真左:2010/04/18)。
♦ オットセイ岩 :バス停 "唐風呂(からふろ)"から、河原に下りられます。オットセイ岩の高さは2メートル8センチ。
 右写真は、笠松トンネル付近を流れる渡良瀬川です。右岸には大名(おおな)峠があり、左岸には小名(こな)峠があります。これらの峠は、群馬県側から足尾に入る最後の難所でした(撮影:2008/08/12)。
♦ わたらせ渓谷鐵道の、笠松トンネル中間付近が、栃木・群馬両県の県界です。

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渡良瀬川の橋

新渡良瀬橋新渡良瀬橋渡良瀬橋のすぐ上流に架かる橋が新渡良瀬橋です。型式は桁橋で、平成10年(1998)に開通しました。写真奥のピントラスの橋は水路橋です。
(撮影:2007/09/16)

現在の橋の断面昔の橋の断面渡良瀬橋明治後期に建造された渡良瀬橋は、鉄製のアーチ橋でした。その後昭和2年に改修、さらに昭和10年(1935年)に上路コンクリートアーチ橋に改修され、現在は歩行者専用橋として利用されています。上の写真は現地案内板に記された改修前後の説明図です(撮影:2004/09/12)。

渡良瀬橋渡良瀬橋 渡良瀬橋はネイティブアメリカン先住民族ナバホ族の神聖なる地にある虹が固まって石になったと言い伝えられる「レインボーブリッジ」と同様に、この橋を目の前にすると、橋の支材が半円の形をしているため、渓谷に懸かる虹のような美しさを感じとることができます(写真左:2006/10/09)。
 右の写真では橋台で猿が遊んでいます(撮影:2007/09/16)。
♦ 日光開山の祖といわれている勝道上人がこの地に着いたとき、川には橋がなかった。そこで、川の浅瀬を見つけ、無事に対岸に渡ることができた。以来、この地を渡良瀬という。

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足尾橋からの春風景足尾橋足尾橋足尾橋は赤沢と向原を結ぶ橋で、足尾中学校へも通じています。足尾橋架設は昭和25年(1950年)で、構造美のあるアーチ橋ですが、主たる部材は補剛桁で上路アーチ形式の逆ランガー橋です。
(写真左右:2009/5/3 右の写真は足尾橋から渡良瀬川の新緑風景を撮影)

 左の写真は対岸にて、橋の袂を通過中の"足尾まつり"山車一行の行列です(写真左:2010/05/03)。
 足尾橋の親柱には、ブロンズ製の"橋名板"が付いており、御洒落な字面で あ志おばし と表示され、今なお建造当時の趣を残しています(写真右:2008/05/03)。

七滝橋七滝橋足尾中学校下流のはちまん淵に架かる鋼製の吊橋で、昭和55年(1980年)に開通しました。
  私の小学生時代に架かっていた当時の吊橋は木製で、時々通行禁止になるくらい危険で恐ろしい吊橋でした。それでも、通洞から向原までの近道として重宝したものです。(写真:2008年5月3日)

通洞大橋 通洞大橋 通洞大橋国道122号と足尾バイパスを結ぶ中路鋼アーチ橋で、1980年(昭和55年)竣功。
 左写真の背景中央のX形状の物は簀子橋堆積場です(写真左:2007/09/16)。
 右写真は足尾銅山観光内のトロッコ乗車待ちホームでの撮影(写真右:2008/08/12)。

新規建造中の砂畑橋 砂畑橋左写真の白い橋が現在の砂畑橋です。2010年3月25日に開通式が執り行われ、全長72メートル、有効幅員5メートル、もっとも多く見られる構造の桁橋です(写真左:2010/03/31)。
 右の写真は建造中の砂畑橋(2008/10/04)。

砂畑橋 右の写真は旧砂畑橋で、1963年(昭和38年)に竣功しました。構造は橋の格式を象徴する白い門構えのタワー(橋門構)のある、トラス補剛吊橋でした。写真は、その白い門構えのタワーが重なったベストビューポイントでの撮影です。後の建物は"旧選鉱所"、山中には"有越鉄索塔"が見えます(撮影:2007/09/02)。
  私の小学時代の記憶では、当時の砂畑橋(写真の橋の先代)は、木製吊橋で重荷重に耐えられないため、山神祭のときに、砂畑地区からは山車ではなくおみこしを出していたかと思います。

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